研究課題/領域番号 |
15K12587
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
安保 雅博 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (00266587)
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研究分担者 |
木村 郁夫 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (40724399)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | パーキンソン病 / 反復性経頭蓋磁気刺激 / ABMS / Hoehn and Yahr scale / UPDS / バランストレーナー |
研究実績の概要 |
今年度は、パーキンソン病に対する訓練の評価や訓練法などを検討した。パーキンソン病患者に用いる疾患特異的評価指標とAbility for Basic Movement Scaleの関係について論文発表を行った。5つの運動機能を評価するAbility for Basic Movement Scale (ABMS)は、脳卒中患者の急性期評価に用い予後予測の検討に使われているが、パーキンソン病での評価に用いられていない。今回は、Hoehn and Yahr scale (H-Y scale)やUnified Parkinson's Disease Rating Scale (UPDRS)の評価との検討を行った。対象は31名のパーキンソン病患者(平均年齢74.8歳)であった。統計解析にはSpearmanの順位相関係数を用いた、結果とし手、ABMSとH-Y scale, UPDRSには相関が見られ、ABMSをパーキンソンに特異的評価であるH-Y scale, UPDRSに組み入れるべきであると判断した。そうすることによって、基本動作の評価をできるようにした。 また、パーキンソン病患者におけるバランストレーナー施行前後の即時効果の検討 動的・静的バランス能力に着目して という発表を行った。バランストレーナーなどを用いた即時効果も検討した。25名のパーキンソン病の患者に対して、バランストレーナーの使用前後で評価をおこなった。訓練により、足圧の移動距離が広がり、体幹や下肢筋出力が賦活されたことが、リーチ距離の延長と歩行能力の向上をもたらし、さらにバランス能力が改善しTUG時間の短縮が見られることがわかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
パーキンソン病の患者への治療の啓蒙がうまくいかず、また、関連病院からの開始だったので、症例数が十分に集まらなかった。
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今後の研究の推進方策 |
治療の本拠地を慈恵医大とし、治療を順調に開始した。 よって、十分な症例数を確保することができることになり、問題なくなった。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究に関しての学会参加を行わなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
今年度の情報収集や論文作成に使用する
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