パーキンソン病の機能評価は、Hoehn and Yahr scale、UPDRSを用いることが一般的であるが、立位までを完遂できない2つの評価を何らかの方法で補う必要性がある。ABMSのような起居動作評価の併用によって、運動評価における矛盾を補えることを確認した。 PD患者2症例へ反復性経頭蓋磁気刺激療法を施行し.同時に運動機能,アンケートによる非運動症状の評価を経時的に行った.UPDRSスコアは症例1で34から21,症例2で19から14へ低下した.GAD -7のスコアは2例とも低下していた. パーキンソン病患者へ対する反復性経頭蓋磁気刺激療法は運動・非運動症状の改善に有効である.
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