ゴール型は、チーム対戦を基本とするため、集団としての戦術とその達成が求められる。そのためには、動作と行動を区別し、味方と協同して戦術(目的)を達成するという考えを鬼遊びによって持たせることが有効である。また、ゴール型は、パスを介した協同的プレイの実現が授業のねらいとなるが、意思決定の選択肢は、数が少ないほど容易であるため、安全なパス(後ろへのパス)、引きつけたパス(横へのパス)、攻撃・効果的なパス(前へのパス)と整理して、自分で運ぶ中で、パスをいつ(契機)、誰に(対象)すべきかを考えさせ、これらのパスを軸に、意思決定の対象を段階的に増やしていくことが有効であることが示唆された。
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