研究課題
挑戦的萌芽研究
近代スポーツを中心とした現状の教科体育では、身体は、技術を高めるため、そしてそれはスポーツの発展のために用いられてきた。結果的に近代スポーツは、様々な社会的かつ人的弊害も生み出してきた。しかしながらESD(Education for Sustainable Development)という視点から教科体育を再考するならば、自分の身体は、限りある人生を主体的に生きる上で有限でかつ重要な資源であると捉えることができる。それ故これからの教科体育においては、重要な資源としての身体を自ら持続的に発展させる能力を育むため、「運動の行い方や高め方」を生涯にわたって発揮できる段階的なプログラム開発が求められる。
体育哲学