本研究では、運動機能低下に対するリハビリテーションにおいて効果の認められているニューロモデュレーションをスポーツの練習に用い、その効果について検討をした。卓球初心者の上肢筋を制御する脳領域の興奮性を経頭蓋直流電流刺激を用いて修飾した後に、卓球台上の目標に向かってフォアハンドストロークで打つ練習を行った。その結果、経頭蓋直流電流刺激後で目標への的中率が有意に増大し、運動の正確性の向上が認められた。ゆえにニューロモデュレーションをスポーツの練習に用いることで、スポーツのパフォーマンスが効率的に向上する可能性を示唆した。
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