研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は,多核細胞である骨格筋の細胞内物質や情報の共有化のメカニズムについて調べた.その結果,グルコースの細胞内レベルを一定に保つための能動的な輸送システムの存在,ならびに,特異的なタンパク質の発現を細胞内で均一化する機構の存在を示すデータを得ることに成功した.今後,多核細胞の骨格筋が均一の形質を保持する機構において,筋線維全体の形質発現の調節を司るようなシステムの解明が求められる.
運動生理学