日本人の身体活動はこの10年で減少傾向が報告されている.ウエアラブルデバイスを利用による身体活動の促進が期待されている.ウエアラブルデバイスを用いた介入による身体活動促進の効果を明らかにすることを第一の目的とした.次に加速度及びGPSの同時測定により身体活動の測定を補完し合い,身体活動促進のプログラムを検証することを第二の目的とした.本研究ではウエアラブルデバイスのみの使用により,有効な身体活動の増加は認められなかった.GPSや加速度計,主観的評価法として行動記録法を用いてフィードバックさせ,自身の内部要因,外部要因を振り返ることにより行動変容を促すことが重要だと考えられた.
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