非アルコール性肝障害(NASH)の発症メカニズムの解明と発症予防、発症遅延に向けた運動の効果を明らかにすることを目的に研究を行った。主として、NASHのモデル動物であるSTAMマウスを用いて、NASH発症に伴う酸化ストレスマーカーの変動を追跡した。同時にマウスに運動負荷を与えることによってNASH発症の予防効果を生化学的検査等によって評価した。本NASHモデル系において、肝障害とともに顕著な酸化ストレスの亢進がみられた。 肝臓の所見およびトリグリセリド蓄積の改善から、運動によるNASH発症抑制が期待される。
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