本研究では有酸素性運動と男性更年期障害の諸症状の関連について、横断的および縦断的に検討を行った。成人男性を対象とした横断的検討により、若年者および中高齢者の両者において、有酸素性運動能力が男性更年期障害の指標であるAging Males’ symptoms(AMS)スコアと関連することを明らかにした。縦断的検討においては、成人男性を対象とした12週間の有酸素性運動介入により、男性更年期障害の指標であるAMSスコアが有意に改善した。これらの研究成果から、成人男性において有酸素性運動能力は男性更年期障害の症状と関連し、定期的な有酸素性運動は男性更年期障害の症状を改善する可能性が示された。
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