行政等が実施する健康運動教室の運営を、経営資源の投資先の違いによる費用対効果についてランダム化比較試験により検討した。レッスンを主とした人材投資型の健康運動教室と、マシントレーニングを主とした設備投資型の健康運動教室を同時に開催し、参加者の精神的健康度、自己効力感、身体的健康度等を調査した。レッスン型の健康教室の参加者は、精神的健康度が好転することが示唆された。 本研究の結果は、健康運動教室を企画、運営する場合に、限られた経営資源を有効に投入し、目的に合致した適切な効果を得るために、健康運動教室の運営形態を決定する有効な資料となると考えられる。
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