防災教育の効果が児童から家庭にまで広く波及するために、従来の手法から、災害事象を自然災害科学の視点から紐解き、サイエンスデリバリーの形式で紹介する出前授業の形を確立した。この出前授業は3部で構成されている。1部は座学で学習する。2部は実際に災害が起こり、自分がその現場にいたらどのように行動するのかを考える補助ツールを用いたゲームを数人のグループで体験させる。3部では体験したゲームの結果をグループ内でディスカッションし発表した。 このプログラム実施の前後と約1ヶ月後に質問紙による調査を実施したところ、児童の減災意識が向上し、家族と家庭で話し合い減災への対策を多くの児童が実施したことがわかった。
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