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2017 年度 実施状況報告書

通級学級に通うASD特性を有する生徒の脳発達研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K12734
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

浅野 路子  慶應義塾大学, 先導研究センター(三田), 特任助教 (50750064)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードMRI / 自閉症スペクトラム障害 / 子ども / 灰白質 / 白質 / 生活習慣 / メンタルヘルス
研究実績の概要

通常学級に在籍している閾値下の児童・生徒について、自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder, 以下ASD)の特性の高低で群分けを行い、家庭学習習慣が、IQや脳発達に与える影響が発達特性でどのように異なるのかについて明らかにする。さらに家庭学習習慣の影響が認知機能だけでなく、心の健康に及ぼす影響についても調べ、ASD特性の高い群でメンタルリスクの高い小児の脳発達にみられる特徴を明らかにする。
平成29年度前半は、定型発達群とASD傾向を持つ群との群間比較を行うためにリクルートを開始した。平成29年度後半は、20名の児童に参加してもらい、MRI撮像、認知機能検査、質問紙調査を行った。今後は、定型発達群とASD傾向を持つ群との脳形態の違いについて検討を行い、生活習慣やメンタルヘルスの問題が、それぞれの脳発達にどのような影響をあたえるのかについても検討していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究は、ASD傾向を持つ児童を対象としていることから、対象者が非常に限定されている。平成28年度は、定型発達群とASD傾向を持つ群との群間比較を用いた脳解析を実施することを目標としていたため、そのリクルートが十分ではなく、目標のデータ数を収集することができなかった。平成29年度前半は被験者リクルートを行い、29年度後半に20名の児童のMRI撮像を行った。そのため十分なデータ処理を進める時間をとることができなかったことが理由としてあげられる。

今後の研究の推進方策

30年度の前半でデータクリーニングを実施し、定型発達群とASD傾向を持つ群との群間比較を用いた解析を行う。その後、論文執筆を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

平成30年度では、MRIデータ収集が遅れたため、十分な解析を行うことができず、その他の費用が予定通り執行できなかった。次年度は、研究結果をまとめ論文執筆を行うため、校閲や論文投稿料として次年度使用額を使用する予定である。

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公開日: 2018-12-17  

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