本研究は、景観およびイメージ創造に注目してリゾートの発展プロセスのモデル化を試みるものである。研究対象は、発展の著しいオーストリア・アルプスのスキーリゾートである。具体的には、フィールドワークを通じてスキーリゾート景観の諸要素が時代の変遷とともにどのように変化してきたのか、同時にリゾートのイメージ創造がどのようになされてきたのかについて明らかにした。また、スキー場やリゾートタウンでの洗練された新しい諸施設などに基づいたイメージが定着したこと、スキー場の規模や質が重視されることが発展モデルで評価されるべき点として示された。
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