地域の記録を残す「聞き書き」の実践自体が「地域おこし」や、周辺住民による「域内観光」喚起につながる様相について、愛知県高浜市において「聞き書き」を2015年度と2017年度の2回にわたって住民との協働で実践することで、調査・検証した。その過程で、市民や国内外の研究者や「聞き書き」実践者との交流・セミナー・報告会を、高浜市や名古屋市立大学などで3年間で10数回実施した。 上記をもとに、国内外の「聞き書き」事例を紹介しつつ、「地域づくり」につながる「聞き書き」の実践についてまとめた冊子『「聞き書き」で地域をつくる-聞く人がいて、話す人がいる-』を電子書籍として刊行した。
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