研究課題/領域番号 |
15K12809
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
宮島 光志 富山大学, 大学院医学薬学研究部(薬学), 教授 (90229857)
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研究分担者 |
津田 雅夫 岐阜大学, 地域科学部, 名誉教授 (10144099)
李 彩華 名古屋経済大学, 経営学部, 教授 (10310583)
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連携研究者 |
森下 直貴 浜松医科大学, 医学部, 教授 (70200409)
別所 良美 名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 教授 (10219149)
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研究協力者 |
加藤 恒男
三谷 竜彦
川合 大輔
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 哲学大辞書 / 桑木厳翼 / 井上哲次郎 / 明治哲学 / 大正哲学 / 制度化 |
研究成果の概要 |
本研究は『哲学大辞書』(1909-12/26、同文館)の刊行事業を先導した井上哲次郎と桑木厳翼に焦点を当て、彼らが西洋哲学を日本の高等教育に導入し、日本の哲学界を形成すべく奮闘した事跡を〈知の制度化〉として浮き彫りにした。彼らは西洋哲学と東洋哲学の総合、哲学と隣接諸領域の架橋を強く志向していた。そうした統合性への志向は、今日の「国際性と学際性」を重視する知的状況に鑑みて、再評価しうる。近代日本国家の形成過程で「知の硬直化と形骸化」という悪弊も見られたが、緊密な「知のネットワーク」を基盤とする『哲学大辞書』は「知のパノラマ」や「知識人の自画像」として不朽の歴史的価値を有する。
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自由記述の分野 |
哲学・倫理学
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