自らの放物飛行によるμG 体験や宇宙飛行士から得たデータを読み解き、それを基礎に、無重力、狭小限定空間に生きる人間に必要なものについて研究、考察した。 根拠あるものから発想した成果を作品として、2016年9月に『宇宙と美術と人体と』の展覧会を東京藝術大学大学美術館陳列館で開催し、広く一般に社会発信した。 宇宙では新たな人体美がある(未来の人体)一方、浮遊により欠落する触覚感があり、それは宇宙に生きる人間の心を支え宇宙生活での安定を図るために補完されなければならない。触覚感にこだわった四季の服、宇宙繭、μGの姿勢を地上で再現する椅子などを考え、それらのアート作品を制作、体感的展示を行った。
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