本研究では視聴覚メディアの形成過程を理論と実践の二つの側面から調査し、その機能や役割が歴史的に固定される以前の可能性についての理解を深めた。そして、その理解をパーソナル・ファブリケーションを中心とする技術的・社会環境における芸術表現に応用する方法として、通年の展示(車輪の再発明プロジェクト,オープン・スペース2015,NTTインターコミュニケーション・センター[ICC],2015年5月23日(土)ー2016年3月13日(日))を通じて、4つの技法を提案し、その多様な活用法を一般に示した。さらに、以上の成果を取りまとめ国内外の学会・研究会の場で発表を行った。
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