研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果として刊行したKawashima and Lee eds, Asian Cultural Flows, Springer, 2018では特に、クール・ジャパン戦略を掲げつつも文化政策に不熱心な日本、1990年代後半より文化政策を大幅に増強し海外展開を図り始めた韓国、海外からの文化流入に一定の歯止めをかける中国など、発信・受信国の多様な文化政策が、海外発信力のある文化の「生産」とそのフロー(流通)にどのような影響を持つのかを分析し、文化の越境・グローバル化を論じた点、大きな意義を持つものと考えられる。国際的な出版社より出しており、今後影響力を持って行くことが期待できる。
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