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2017 年度 研究成果報告書

現代フランスにおける死者の記憶:文学作品とモニュメントの分析を通じて

研究課題

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研究課題/領域番号 15K12867
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 ヨーロッパ文学
研究機関北九州市立大学

研究代表者

福島 勲  北九州市立大学, 文学部, 准教授 (30422356)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードモニュメント / 記憶 / 死者 / 文学
研究成果の概要

ヴェルダンの追悼施設やリヨンのレジスタンス強制収容歴史センターといったモニュメントないし追悼施設においては、死者は聖別され、さらに、明確な輪郭を持った存在として扱われることが多い。そこには、そうした記憶装置を設置した国家や共同体といった「設置者」の意志が色濃く反映している。それに対して、文学においては、G・バタイユの『C神父』に見られるように、死者の記憶を固定化するというよりは、むしろその輪郭を曖昧なままに維持するという傾向・手法が見られる。そこで意図されているのは、死者たちの政治利用とは反対に、むしろその不可能化であると結論される。

自由記述の分野

フランス文学・思想

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公開日: 2019-03-29  

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