研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は,マラルメの『半獣神の午後』と『イジチュール』の自筆草稿を,主としてポリフォニー言語理論の見地から,テクスト生成論的アプローチを用いることによって分析し,両作品の生成プロセスを解明しようとする試みである。この研究の結果,われわれは両作品のテクスト生成プロセスにおけるディスクール構造化のポリフォニー的側面を解明した。同時に,われわれは国内外で初めて,両作品の草稿のディプロマティック版による翻刻を行なった。
フランス文学