研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、宣教師ジョシュア・マーシュマンが1810年から11年にかけてインドのセランポールで印行した漢訳の「マタイによる福音書」と「マルコによる福音書」を基礎資料とし、モリソンの漢訳聖書『新遺詔書』を模倣する以前のマーシュマンがどの様に聖書を漢訳したか、そしてそこに反映する言語の体系と特徴が如何なるものであったかを考察した。考察の主たる対象は、漢字で表記された、音訳を経た人名や地名である。
中国語学