2018年度は、2017年度に判明した学習後2時間後の運動の効果が本当であるのか追加実験を行った。エアロバイクを20分間漕ぐという運動を行わせ、文章 (日本語、英語)を覚えるエアロバイク実験群Aと非単語 (人工言語)を覚えるエアロバイク実験群B、運動をせずに座って読書をする統制群の3種類に分類した。Pre-testとPost-testを行った。運動は学習の1時間後、2時間後、3時間後、4時間後の4種類に分けた。 実験の結果、文章を覚えるエアロバイク実験群Aにおける2時間後の成績が post-testにおいて一番高かった。次に同じ実験群Aの1時間後であった。Kandel の研究によれば、多くの記憶タイプでは学習後2~3時間後に固定化がされる。海馬にあるBDNFが運動によって増加するとされている。外国語教育において、学習後2時間経過した時に、運動をさせる教育programを考案することが可能であることが示された。
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