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2016 年度 実施状況報告書

めまい外来における医療コミュニケーションの分析

研究課題

研究課題/領域番号 15K12883
研究機関帝京大学

研究代表者

松岡 里枝子  帝京大学, 経済学部, 教授 (20469977)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード医療コミュニケーション / RIAS分析 / Politeness Theory / Rapport 構築
研究実績の概要

2015年の10月に、本研究について倫理委員会の承認を得ることができたため、2016年には、具体的な音声動画データを用いて研究を行うことができた。このことにより、めまい外来におけるコミュニケーションの重要性を確認し、コミュニケーションのあり方を分析することが、予後に影響をあたえることを証明するのに有効であり、診療の効率を高めることに繋がることを明らかにした。
具体的に分析に用いたデータは、2種類の診療場面であり、それぞれについてRIAS分析により量的な比較検討をおこない、さらにはPoliteness Theory に基づいて、Raport構築に有効であったか否かを検証した。
分析結果については、2度の国際学会〔国際応用言語心理学会、環太平洋応用言語学会)で発表した。環太平洋応用言語学会では、【笑い】に焦点を当てた研究を発表した。また、本研究についての論文を作成し、国際学会誌に投稿したが、改良が必要であることが判明し、2017年度も引き続き、完成度を高めるべく研究論文の執筆を継続することとした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究開始は2015年度であったが、予想以上に倫理委員会からの承認に時間がかかり、音声動画データの収集が遅れ、その結果、収集したデータの分析や解析が遅滞した。また、2016年度には、研究代表者が勤務大学を異動したため、予定以外の雑務に追われ、研究に費やす時間が限られてしまい、結果として、予定通りの研究成果をあげることができなくなった。

今後の研究の推進方策

2017年度には、現在の時点で解析しているデータについて、考察を深め、6月に開催される国際学会で成果を発表し、その結果を、2016年度に執筆を開始した論文に加味し完成をはかり、国際学会誌に投稿する。

次年度使用額が生じた理由

2016年度に勤務大学を異動したことにより予定以外の公務等により研究に費やす時間が限られたことにより、予定していた研究を完成させることが出来なかった。

次年度使用額の使用計画

2017年度について、6月に予定されている国際学会において本研究について成果発表が予定されているため、その旅費および登録料に用いる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] Effects of laughter in medical discourse2016

    • 著者名/発表者名
      Rieko Matsuoka, Tadashi Nakamura
    • 学会等名
      Pan-Pacific Association of Applied Linguistics
    • 発表場所
      Tamkang, Republic of China
    • 年月日
      2016-08-21 – 2016-08-22
    • 国際学会
  • [学会発表] Medical discourse analysis of an expert physician and his clients with vertigo2016

    • 著者名/発表者名
      Rieko Matsuoka, Tadashi Nakamura
    • 学会等名
      International Society of Applied Psycholinguistics
    • 発表場所
      Tbilisi, Republic of Georgia
    • 年月日
      2016-06-26 – 2016-06-27
    • 国際学会

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公開日: 2018-01-16  

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