研究実績の一つめは、日本・中国での自然談話の収録である。日本は、東京(共通語)・ 広島・出雲・仙台の各地で収集し、中国では北京(普通語)・天津・大連で収録した。二つめは、論文と学会発表で、①あいづちが、天津方言では日本語と同様に頻繁であること。②対称詞の感動詞化が西日本で盛んであること、③日中の呼びかけの用法差、③感動詞の変化研究の課題などを明らかにした。三つめは、感動詞ワークショップの開催である。100人ばかりが参加して、感動詞に関する諸問題が熱心に議論された。四つめは、そのワークショップの発表をもとにした『感動詞研究の展開』(仮称)という論文集出版で、2019年度内には刊行予定である。
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