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2015 年度 実施状況報告書

グローバル人材のための文字教育の開発-漢字を「むずかしい」から「楽しい」へ

研究課題

研究課題/領域番号 15K12897
研究機関聖心女子大学

研究代表者

小川 早百合  聖心女子大学, 文学部, 教授 (20276653)

研究分担者 関 かおる  神田外語大学, 神田外語キャリアカレッジ, 講師 (20730592)
武井 直紀  東京工業大学, 留学生センター, 教授 (50293064) [辞退]
栗原 由加  神戸学院大学, グローバル・コミュニケーション学部, 准教授 (50733482)
尾崎 久美子 (渡辺久美子)  国際基督教大学, 教養学部, 講師 (60201175)
本田 弘之  北陸先端科学技術大学院大学, 先端領域基礎教育院, 教授 (70286433)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード漢字 / 文字教育 / 漢字教材 / 漢字学習
研究実績の概要

第1回目研究会を6月6日(土)に実施し、漢字教育の理論についての基礎的なディスカッションを行った。また、先行研究についての文献を約50本集めておいたものを全員で分担して、要旨をまとめ共有することとした。
第2回目の研究会を10月25日(土)に実施し、ニュージーランドで日本語教育に携わるNesbitt教授を迎えた国際研究会を実施し、漢字教育についての講演とディスカッションを行った。
それ以外は、適宜メールでの連絡を行って、各自の研究の進捗状況を報告しあって、研究を進めた。実際に行ったこととしては、先行研究文献の収集、国際研究会の開催のための講師の人選から招聘(関)、同研究会研究会準備(小川)、これまで使われて来た漢字教材(日本国内外)のリストの作成(尾崎)、先行研究の分析(本田、栗原、関、尾崎、武井)、アブダビでの日本語教育の視察(栗原)などである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定通りに研究会を実施した。年度内に第3回目を開催する予定だったが、メンバーの日程の都合が合わなかったため、翌年度の4月早々に実施することを決定した。
また、研究分担者の武井は、東京工業大学を退官し、アブダビでの日本語教育に出向いたため、本研究課題の研究分担者からは退いたが、アブダビの日本語文字教育についての情報提供、視察の受け入れなどで、研究に協力している。

今後の研究の推進方策

(1) 国外調査:日本語教育機関での漢字教育の実態調査を予定している。(キルギス、ミャンマー、タイ、韓国、ベトナムなど)事前調査としてネットでのアンケート調査を実施予定。対象と方法は、教師へのインタビュー調査、学習者へのアンケート調査。国内調査としては、帰国子女への漢字教育の実態も調査予定。
(2) 専門家を招いての研究会 「漢字学習の困難さについて心理学的分析」
(3) (1)の調査結果と仮説1・2の比較検証
(4) 漢字習得に効果的な「わかりやすい」「楽しい」漢字の提出順・提示数、覚え方・教え方を考慮したプログラム案決定
を予定している。

次年度使用額が生じた理由

平成27年度に計画していた研究会第3回目が、次年度4月に繰り延べになったため、研究会開催のための費用の支出が少なくなったこと、及び、国際研究集会に招聘した講師が、謝金の支払いを不要としたことによるもの。

次年度使用額の使用計画

平成27年度の研究会開催費用の残額(旅費など)については、平成28年度の研究会第1回として平成28年度に使用予定。謝金・人件費の残額は、本研究についての知見を提供してくれる講師の招聘を平成28年度の計画に追加予定。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [雑誌論文] ビジネス日本語における漢字、漢字語彙についての一考察2016

    • 著者名/発表者名
      栗原 由加
    • 雑誌名

      神戸学院大学グローバル・コミュニケーション学会紀要

      巻: 創刊号 ページ: 71~84

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会・シンポジウム開催] 非漢字圏の学習者の文字教育―NZの場合―2015

    • 発表場所
      聖心女子大学
    • 年月日
      2015-10-12 – 2015-10-12

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公開日: 2017-01-06  

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