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2016 年度 実施状況報告書

グローバル人材のための文字教育の開発-漢字を「むずかしい」から「楽しい」へ

研究課題

研究課題/領域番号 15K12897
研究機関聖心女子大学

研究代表者

小川 早百合  聖心女子大学, 文学部, 教授 (20276653)

研究分担者 関 かおる  神田外語大学, 神田外語キャリアカレッジ, 講師 (20730592)
武井 直紀  東京工業大学, 留学生センター, 教授 (50293064) [辞退]
栗原 由加  神戸学院大学, グローバル・コミュニケーション学部, 准教授 (50733482)
尾崎 久美子 (渡辺久美子)  国際基督教大学, 教養学部, 講師 (60201175)
本田 弘之  北陸先端科学技術大学院大学, グローバルコミュニケーションセンター, 教授 (70286433)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード漢字 / 文字教育 / 漢字教育 / 漢字学習 / 非漢字圏
研究実績の概要

本年度第1回目の研究会を4月24日に実施、本年度第2回目の研究会を8月6日に実施、第3回目研究会を11月19日に、いずれも聖心女子大学で実施。「好きな漢字、覚えやすい漢字ベスト5!」を国内外で調査することなどを決定。
国外調査としては、ミャンマーの漢字教育・学習調査を関、栗原が9月9日ヤンゴン国語大学などにて実施。ミャンマーでの調査結果の分析を栗原の大学の紀要に掲載した。
ベトナムでの漢字教育・学習調査を、全員で3月15~17日に実施。ホーチミン市のホーチミン市師範大学、ベトナム国家大学ホーチミン市校、ドンズー日本語学校、私立文献大学、ハノイ市のヌイチュック日本語センター、私立Phung Dong大学、ハノイ国立大学にて実施。
主たる調査内容は、学習者に対しては「好きな漢字、覚えやすい漢字ベスト5!」のアンケート用紙及びインタビュー。教員に対しても、漢字教育の工夫などをインタビュー調査。またホーチミン市、ハノイ市ではいずれも伝統ある日本語学校で、校長先生へのインタビュー調査を行い、教育理念に限らず教室設計理念などの教育への細かい配慮までの知見を得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度は、予定通り、研究会を3回開催し、海外調査も、ミャンマーとベトナムで2回実施することができた。
また、ミャンマー調査の後、国内外の日本語学習者全体を対象とした、漢字習得と漢字に対する親疎関係を調査するアンケートを設計、実施を開始することができたのは、予想以上の研究成果であり、来年度に向けてさらに発展させられる下地を固めることができた。

今後の研究の推進方策

(1)国内調査:日本語教育機関での漢字親疎アンケート調査の実施を予定。
(2)国外調査:もう1カ国、非漢字圏での漢字学習調査を実施予定。
(3)漢字習得に効果的な、漢字教育マニュアルの作成

次年度使用額が生じた理由

非漢字圏での漢字教育現場での実践に関する専門的知識の提供を受ける予定であったが、講師との調整ができず、予定していた謝金に残額が出た。

次年度使用額の使用計画

平成29年度は、研究のまとめの年でもあり、アンケート調査に協力してくれた海外の学校・大学に、本研究の成果となる「漢字学習を楽しくするテキスト」を配布するための費用として使用予定。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] 非漢字圏における漢字教育に関する実態調査および提言―ヤンゴン外国語大学におけるインタビュー調査を通じて―2017

    • 著者名/発表者名
      栗原由加、関かおる
    • 雑誌名

      神戸学院大学グローバル・コミュニケーション学会紀要

      巻: 第2号 ページ: 17~30

    • 査読あり / 謝辞記載あり

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公開日: 2018-01-16  

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