• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2017 年度 実績報告書

自動化されたフィードバックが学習者のライティング能力に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 15K12912
研究機関山口学芸大学

研究代表者

岩中 貴裕  山口学芸大学, 教育学部, 准教授 (50232690)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードCriterion / 形式に対するフィードバック / 内容に対するフィードバック / フィードバックに基づいた書き直し / ライティング能力
研究実績の概要

Automated Writing Evaluation System (以下、AWE System)の信頼性を明らかにし、教育現場へどのように応用するべきかについて具体的な提案を行うことを目的として本研究を実施した。本研究ではEducational Testing Serviceが開発したCriterionを研究者が授業内で使用し、データを収集した。他のAWE Systemについては分析の対象としていない。
Criterionを授業内で使用し、収集したデータを分析した結果、(1)受講生はCriterionからのフィードバックを概ね好意的に受け止める、(2)Criterionがgrammar、usage、mechanics、styleについて提供するフィードバックは学習者がフィードバックに基づいた書き直しを行う際に役に立つがorganization & developmentに対して与えるフィードバックは学習者のニーズにマッチしていない、(3)Criterionが提供するフィードバックに基づいた書き直しを行うことによって学習者のエッセイの質が向上する 、という3点が明らかになった。
AWE Systemは学習者の書いたエッセイの意味内容については一切、フィードバックを提供しない。これができるのは教員だけである。教師とAWE Systemが相補的な役割を担うことによって効率的なライティング指導が可能となる。(1)教師がエッセイの内容について好意的なフィードバックを提供する、(2)Criterionが形式に対するフィードバックを提供する、(3)書き始める前にエッセイの構成について明示的に指導する、という方針でライティング指導を行うことによって学習成果を担保するライティング指導が可能であることを示した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] Automated Writing Evaluation Feedback and Teacher Feedback: Their Roles in L2 Instruction2017

    • 著者名/発表者名
      IWANAKA, Takahiro
    • 学会等名
      2017 KATE International Conference
    • 国際学会
  • [学会発表] Rewriting Based on Automated Writing Evaluation Feedback and Teacher Feedback: A Case Study of Two Learners2017

    • 著者名/発表者名
      IWANAKA, Takahiro
    • 学会等名
      JACET 56th International Convention
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2018-12-17  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi