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2016 年度 実施状況報告書

学習モジュール組立型eラーニングシステムの開発と授業デザインの研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K12918
研究機関東海大学

研究代表者

吉成 雄一郎  東海大学, 国際教育センター, 教授 (20318166)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードeラーニング / 学習モジュール / ラーニング・デザイン
研究実績の概要

すでに本研究用に構築したモジュール型eラーニングシステムのプロトタイプについて、実際に試験運用を行った。その中で様々な改善点の検討を行った。実施に運用すると、予期しない問題点が顕在化し、本システムの研究を進めるには、改善の余地があることがわかった。特に、自由記述式の問題形式については、もともとその性質上eラーニングするのは難しいが、自動添削の仕組みを新規に構築する必要がある。そのため、必要な仕様の検討も行った。
今年度は、全体的にシステムを改良し、実際に教育の現場で使用して、研究を進める予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究の基盤となるモジュール組立型のeラーニングシステムの構築と改良を行った。昨年に引き続き、必要な学習モジュールの洗い出しと選定、基本仕様の検討と決定、プロトタイプの作成を行った。学習モジュールについては、既存のeラーニングシステムで採用されている機能の他、情報共有システムやSNSおよびコミュニケーションツールを盛り込んだ。様々なeラーニングシステムを構築して実際に運用している経験から、ログイン、履歴管理、セキュリティ管理など付随する仕組みについても詳細な仕様の決定と設計を行った。

今後の研究の推進方策

平成29年度は主に、システムの完成度を高めることと、基本的な授業スタイルのプロトタイプを作る。システムについては、プロトタイプを運用し、PDCAサイクルにより改善・改良を進める。具体的には、プロトタイプを試用し(DO、効果・評価(Check)を行う。さらに必要な改善・改良(Act)を実施し、新たな機能、モジュールの追加、仕様の見直し(Plan)を行う。改良されたシステムを運用するという具合に、計画的に改良・機能追加を進める。
PDCAのサイクルで一つ一つのモジュールを開発し、評価をしていく予定であるが、現時点で計画しているモジュールと機能は以下の通りである。ドリル系モジュール(多肢選択問題・並べ替え問題など)、コミュニケーション系モジュール(フォーラム・チャットなど)、教育管理系(アセスメント、ファイル提出、アンケート)、マルチメディア系(音声・ビデオクリップ)などである。
(2)授業開発のPDCA
授業開発については、プロトタイプを利用した授業実施(Do)、その後授業の評価を授業者および学生に対してアンケートにより行う(Check)。その後、授業の改善を検討し、新たな授業を立案し(Plan)、以後、PDCAのサイクルに乗って授業方法の開発と改善を行いながら、いくつかの授業のプロトタイプを作成する。

次年度使用額が生じた理由

実験用eラーニングシステムの改良を計画しているが、その仕様の詰めに時間を要している。

次年度使用額の使用計画

次年度は、実験用eラーニングシステムの改良の仕様をまとめ、外部業者にシステムの構築を依頼する計画である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] モジュール組立型eラーニングシステムのプロトタイプ・管理者ログイン

    • URL

      http://yy2.iec.u-tokai.ac.jp

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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