高専生の外国語学習に伴う不安心理の内部構造を明らかにした。学習者は教室内の人間関係に不安を感じているが学習が進むと「コミュニケーションは練習すれば上達する」一方「座学の授業形式の方が良い」と考えることが分かった。ソーシャルスキルについては視察調査から社会性育成の支援体制や技術への示唆を得られた。それらを基に学習者が自ら英語でコミュニケーションを行う頻度を高める事を目的とし外国の高校と2つの協働プロジェクトを行った。学習者のやる気や期待が不安を上回る内容にし,内容に役立つ基礎・話し合い・発表活動,ソーシャルスキルのメタ活動を併せて行うことで,学習者は動機を維持しつつ積極的に参加できた。
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