研究課題/領域番号 |
15K12950
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
中島 弘二 金沢大学, 人間科学系, 准教授 (90217703)
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研究分担者 |
米家 泰作 京都大学, 文学研究科, 准教授 (10315864)
竹本 太郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (10537434)
永井 リサ 九州大学, 総合研究博物館, 専門研究員 (60615219)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 日本帝国 / 英帝国 / 森林開発 / 森林保全 / 近代林学 / 満州 / 朝鮮 / 台湾 |
研究実績の概要 |
今年度は第3回目の研究会を2017年9月3日(日)~9月4日(月)に京都大学文学部で開催した。主な内容は、(1)各分担者の研究の進捗状況の報告、(2)2017年10月に開催予定の東アジア環境史学会で本科研メンバーが主宰するセッション ‘Use and conservation of forest in empire: Imperial forestry of Japan and Britain’ に関する打ち合わせ、(3)本科研をさらに発展させるための次期科研の申請に関する検討である。今回の研究会では、上記の(2)および(3)について検討するために、本科研メンバー以外にも、駒澤大学の水野祥子、九州大学の三島美佐子の両氏を招いて、意見交換をおこなえたことはたいへん有意義であった。次期科研のメンバーとして両氏を加えることで、さらに研究の枠組みを広げることが可能となった。 また上記のように、今年度は2017年10月26日-30日に開催された東アジア環境史学会において本科研メンバーが主宰するセッション ‘Use and conservation of forest in empire: Imperial forestry of Japan and Britain’ をおこない、中島、米家、竹本に加えて水野祥子も発表を行った。帝国林業をめぐる英帝国と日本帝国の帝国林業の比較研究という観点からのセッションは、多くの参加者もあり、次期科研につながる実りある議論ができた。また、この学会で台湾や韓国など海外の研究者と研究上の交流ができたことも大きな成果の一つである。 上記の他、各研究分担者がそれぞれの所属する学会で口頭発表や学会誌での論文発表をおこなうなど、いくつもの成果を得ることができた。これら本科研で得られた成果をもとに、次年度以降の新規科研に向けてさらに研究を発展させていく予定である。
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