研究課題/領域番号 |
15K12961
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
藤本 愛 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, その他(招聘研究員) (70710648)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 音頭 / 河内音頭 / 江州音頭 / ライフスタイル / 民俗芸能 / 映像 / アーカイブ / ダンス |
研究実績の概要 |
本研究は河内地方を中心に分布する河内音頭・江州音頭における一般民衆の自発的な踊り文化を、映像人類学の手法を主に用いて網羅的に記録・分析するものであり、主として(1)一般民衆による自由な振付を映像記録し、(2)振付とポピュラーカルチャーなど趣味的ライフスタイルとの親和性を分析することを目的としている。また同時に広く一般公開できるwebページの公開および、文章ではイメージが掴みにくい踊り文化を映像作品の制作・公開も目的としている。 平成28年度は、現地フィールドワークでの映像撮影・分析・インフォーマントらへのインタビュー調査を引き続き継続しながら、研究成果をweb公開するためのプラットフォーム準備を行った。webページは現在試験運用を行なっているが、概ね満足できるものであり、次年度中に広く一般公開可能なレベルまで至る予定である。また、今年度はこれまでの研究成果をもとにした映像作品を国際学会に投稿しており、次年度の学会において当該映像作品の公開が決定した。近接研究分野の研究者らと国際的に意見交換を行った後、さらにブラッシュアップさせて広く一般公開としたい。 現在本研究は成果物のまとめ段階に位置している。webページや映像作品という世界に広く訴求することのできるメディアを活用した研究であるため、複数言語での対応を目指している。次年度は研究のまとめとして、当該映像作品・webページおよび論文にて、研究成果を広く公開する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は成果物として映像作品を広く一般に公開することを目的としているが、現在のところ同分野の研究者たちとの国際的な意見交換ができていない。そのため次年度開催される国際学会にて当該作品を発表し、同分野の研究者たちとの意見交換を反映させた後に一般公開することとしている。
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今後の研究の推進方策 |
本研究は仕上げ段階に入っているため、今年度は成果物の公開を推進してゆく。映像作品・現在試験運用中のwebページおよび論文など、研究成果のまとめ作業にエフォートを増してゆく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
成果物としての映像作品について、次年度開催される国際学会での発表が決定した。当該学会での公開時に同分野の研究者たちとの意見交換を行った後作品をブラッシュアップさせ、一般公開を行う予定である。そのため成果物公開に伴う金額が次年度使用額として計上されている。
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次年度使用額の使用計画 |
成果物公開のため、また国際学会発表のため使用する予定である。
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