研究課題/領域番号 |
15K12988
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
秋月 謙吾 京都大学, 法学研究科, 教授 (60243002)
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研究分担者 |
城戸 英樹 京都女子大学, 現代社会学部, 准教授 (30582358)
南 京兌 京都大学, 法学研究科, 准教授 (50432406)
真渕 勝 立命館大学, 政策科学部, 教授 (70165934)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 公共政策 / 政策評価 |
研究実績の概要 |
人間の幸福に影響する要因として、所得や治安、家族状況などの社会経済的・個別的要因以外に、住宅政策、福祉政策、健康・医療政策、ガバナンス、職業・労働政策、家族政策、教育政策、文化政策、安全・安心政策、環境・生態政策など国家による公共政策がある。本研究は、どのような公共政策が人々の幸福につながるのかを明らかにする試みである。 これらの政策分野を分野横断的に統計分析を行ったところ、政策目標のあいまいさがその目標の達成度合いを左右することが示唆された。具体的には、中央政府の施策評価データをもとに、目標の設定方法と事後評価の結果との間の関係を統計的に分析した。この分析結果から、人々の幸福に影響を与える政府の政策においては、より厳密に目標設定を行う必要性が確認された。この点で、政策が社会に影響を与えるメカニズムの一端を明らかすることができ、一定の成果を収めることができた。一方で、施策レベルの評価では個別の事業に踏み込んだ分析が行えなかったため、今後は事務事業レベルに踏み込んでより詳細な分析を展開する必要がある。そのために、事例研究を行うなど、補助期間終了後も継続して研究に取り組んでいく。 また、政策が人々の幸福に作用する因果メカニズムを解明するまでは至らなかったため、この点に関しても今後も研究を継続する。この点については、本プロジェクトで得られた研究成果をもとに、発展的に研究プロジェクトを実施するために、来年度以降新たに科研費に応募するなど、研究を深化させる方向で検討を進めていく。
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