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2015 年度 実施状況報告書

日本の国境警備論の構築

研究課題

研究課題/領域番号 15K12998
研究機関中京大学

研究代表者

古川 浩司  中京大学, 法学部, 教授 (00340183)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード国境警備 / 領海警備
研究実績の概要

平成27年度は既存の国境警備論を、6月に刊行された拙稿「領土問題の再編成」(『朝鮮半島と東アジア』岩波書店所収)・「防衛白書」・「海上保安レポート」・「海上白書」などの文献や日本防衛学会秋季研究大会(11月)及び境界地域研究ネットワークJAPAN(JIBSN)根室セミナー(2月)の議論などをもとに検討した。その結果、資料収集の調査項目を特定化することができた。なお、JIBSN根室セミナーの記録はJIBSNウェブサイト(http://src-hokudai-ac.jp/jibsn/report/JIBSN11.pdf)に掲載されている。また、海上保安庁石垣海上保安部及び石垣航空基地の視察(9月)及び海上保安大学校での資料収集およびヒアリング調査を通じて、戦略的海上保安体制の構築(尖閣領海警備専従体制の確立・更なる情勢の変化にも対応し得る体制の確保・スキのない海上保安体制の構築)の現状及び海上保安庁法第25条と自衛隊法第80条の関係などに関する理解を深めることができた。さらに、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター境界研究ユニット(UBRJ)セミナー(2月)での「北海道・ロシア(サハリン州)の地方間交流の比較分析:根室と稚内」と題する報告から、根室の稚内の国境管理の比較を通じて、国境警備が同地域の振興に与える影響を明らかにした。この他、北方四島交流訪問事業第2回一般訪問に参加した経験をもとに映像資料を制作した。なお、映像資料はYoutubeウェブサイト(https://www.youtube.com/watch?v=hbp_fPlguWQ)に掲載されている。
以上の研究の結果、予備的資料収集と問題の整理を行うことができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

対象となる政府機関及び関係する地方自治体などでの資料収集を十分に行えていないため。

今後の研究の推進方策

平成27年度に訪問できなかった調査対象機関・団体を可能な限り訪問し、ワークショップでの議論も踏まえながら、当初の予定通りに日本の国境警備の現状分析を行いたい。

次年度使用額が生じた理由

対象となる政府機関及び関係する地方自治体などでの資料収集を十分に行えていないため。

次年度使用額の使用計画

平成27年度に訪問できなかった調査対象機関・団体を可能な限り訪問し、ワークショップでの議論も踏まえながら、当初の予定通りに日本の国境警備の現状分析を行いたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 北海道・ロシア(サハリン州)の地方間交流の比較分析:根室と稚内2016

    • 著者名/発表者名
      古川浩司
    • 学会等名
      北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター境界研究ユニット(UBRJ)セミナー
    • 発表場所
      北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
    • 年月日
      2016-02-23 – 2016-02-23
  • [図書] 朝鮮半島と東アジア2015

    • 著者名/発表者名
      木宮正史,浅野豊美,古川浩司,西野純也,朴正鎮,宮本悟,道下徳成・東清彦,磯崎典世,下斗米伸夫,大庭三枝,佐橋亮
    • 総ページ数
      342,45-71
    • 出版者
      岩波書店

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公開日: 2017-01-06  

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