研究課題
挑戦的萌芽研究
大学入試マッチングに焦点を当て、有限の定員がある大学が複数あり、能力を私的情報として持つ受験生が努力して良い試験結果を得るというモデルをコンテスト・ゲームとして定式化した。そして、合格者を調整して全体で決める集権的制度、そして各大学が個別に合格者を決める分権的制度を理論と被験者実験を用いて比較した。集権的制度と分権的制度のそれぞれ下で対称均衡を明示的に導出した。さらに、能力の低い学生は分権的制度を好み、能力の高い学生は集権的制度を好むことを理論的に証明し、被験者実験によって確かめた。
ミクロ経済学、ゲーム理論、マッチング・マーケットデザイン