本研究課題では為替レートの変化が企業の原産地規則の充足を通じて、製品レベルの特恵税率利用に対して与える影響について研究を行った。また、本研究課題においてはより広い観点から、FTAと深い関わりを持つ国際価値連鎖に関わる分析や、特恵税率利用の決定要因に関する分析にも取り組んだ。本研究課題の成果としては、一編の研究論文について査読付き国際誌Journal of International Money and Financeへの掲載が決まったことが挙げられる。またその他にも四編のディスカッションペーパーを出版した。また研究期間中は国内外の多くの学会で報告を行い、研究成果の普及にも努めた。
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