震災復興支援にCRMが有効策となるか, 企業と消費者の受容に関して研究した。企業のCRM実施目的は,販売増と企業ブランドの向上が主で公益性は従だった。消費者については,震災復興支援のCRM実証実験を大学生協とTabio(店名:靴下屋等)で実施した。結果①10-15%の人は支援目的で購入②店頭周知と同一テーマで連続することは課題があった③CRMは,発災直後のアンケートでは60-80%の支持があった。以上から,CRMは復興支援の仕組として有効な手段である。ただ、復興のCRMを定着するためには,企業と消費者の共助を得る周知策及び、復興支援CRMのイメージ累積が必要であり,継続の研究課題となる。
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