研究課題
挑戦的萌芽研究
セルフメディケーション推奨の政策に伴い,OTC医薬品市場は今後継続的な成長が見込まれる中,OTC医薬品市場は消費者が抱える知覚リスクに十分に対応したマーケティング戦略が必要となる。その一方で,海外の先行事例を見ても,マスメディア等で形成された世論の影響も消費者がリスク評価を行う際の背景文脈として無視することはできないだろう。そこで,まず,多岐にわたるOTC医薬品を,知覚リスクの発生因を基にいくつかに分類し,それぞれのセグメントにおいて,消費者の意思決定過程の特徴を分析する。さらに,モデルに基づいた仮想TVCMを用いた認知心理実験を行い,このモデルの妥当性を検証する。
商学