物(ロボット)に対する作法を定量化する方法論を開発することにより、物と人間が共存するための二元性一原論に基づく知見を明らかにすることを目的とする。華道・書道・柔道・剣道・茶道などを専門とする人は、それぞれの活動の中で用いる道具を丁寧に扱うことが知られている。それらの専門家や、一般の人たちから、日常的に使用する物に対する作法に関するデータを収集し、二元性一原論に基づく作法について定量的に解析した。その結果、人が物を丁寧に扱う、という通常の作法だけではなく、物を扱うことで人が成長する、という人と物との双方向の関係し得が物の作法であることが明らかとなった。
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