研究課題
本研究では、高齢者が振り込み詐欺などの経済的被害に遭うのはなぜかについて仮説検証を進めている。児童を対象とした、文字刺激(文章)による新たな意思決定判断課題の有用性を明らかにし、成人を対象とした類似した意思決定判断課題を作成した。これを用いて、高齢者は若年者よりも、即時に人物を判断する際に「良い人」であると判断するバイヤスがかかりやすいことを明らかにした。また、詐欺の脆弱性に対して、自己効力感が影響を及ぼすことを明らかにした。
3: やや遅れている
fMRI実験は侵襲的実験のため分担研究先の審査承認が遅れている。また、倫理指針改訂のための対応にも時間を要し、実験開始が遅れている状況にある。
fMRI実験の開始と、これまでの行動実験の解析、さらに最終年度としてこれらのデータを統合して、本研究のまとめを行う。
fMRI実験開始が遅れたため実験に使用する費用が残り、次年度使用額が生じた
fMRI実験のための、MRI設備使用料と、研究ボランティアに対する謝金、交通費としての支出を予定している
すべて 2016
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)
Scientific Reports
巻: 6 ページ: 37875
doi:10.1038/srep37875