研究課題
本研究の目的は、近年国内でも増加傾向にありながら、これまで実証的研究がほとんどなされてこなかった定住外国人子弟の乳幼児期の言語および認知発達の特性を明らかにし、就学後の学校適応との関連を検証することから、エビデンスに基づく教育現場での支援につなげることである。以下の二つをその柱とする。(1) 定住外国人子弟の就学前の言語・認知能力、社会的スキル、家庭生活環境のプロフィールを質問紙、会話データ分析、実験により明らかにする。(2) そのプロフィールと参加児童の就学後の学校生活への適応および日本語の学習成果との間に一貫性があるかを検証し、その結果を教育的指針となり得る提言としてまとめる。本年度は平成28年度にとったデータをまとめて学会で発表するとともに、論文としてまとめた。またブラジル人母子の会話の様子を録音録画し、書き起こしを進めた。
すべて 2018 2017
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 2件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 4件) 図書 (3件)
European Journal of Developmental Psychology
巻: - ページ: -
10.1080/17405629.2017.1308250
Journal of Brain Science
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Journal of Autism and Developmental Disorders
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Social Neuroscience
10.1080/17470919.2017.1365760