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2018 年度 研究成果報告書

グローバリゼーション時代における新しい心理学史の叙述

研究課題

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研究課題/領域番号 15K13135
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 教育心理学
研究機関立命館大学

研究代表者

佐藤 達哉  立命館大学, 総合心理学部, 教授 (90215806)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード心理学史 / 心理学
研究成果の概要

本研究はグローバリゼーション時代における新しい心理学史の叙述と題して、地球規模で展開しつつある心理学という学問的営為の歴史を叙述することが目的である。アジア圏の心理学史、ヨーロッパの心理学史(ドイツ・イギリス以外)を検討することによって、従来の紋切り型的な時代区分を見直した上で、1879年を中心にした時代区分について、手応えを得た。第二次世界大戦後に心理学が普及した国々においては、教育心理学や臨床心理学など応用的な心理学から発展した国も多く、また、UNESCOなどの国際機関が心理学の普及に協力していたことが分かった。戦前から心理学が発展したアジアの国である日本の心理学史の知見も役に立つ。

自由記述の分野

心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

国家資格・公認心理師が制定された現在の日本においては、新しい時代にふさわしい心理学の輪郭を描く必要があり、そのために誠実な心理学史が求められている。これまでの心理学史で半ば神話化されていた近代心理学=1879年成立説、について、世界の心理学史を丹念に検討することは、極めて重要な意味を持つ。厳密なヒストリオグラフィ(歴史叙述法)の方法に基づいた本研究は、心理学と社会の関係を考えるためにも有用である。

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公開日: 2020-03-30  

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