| 研究課題/領域番号 |
15K13142
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| 研究機関 | 京都大学 |
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研究代表者 |
田中 康裕 京都大学, 教育学研究科, 准教授 (40338596)
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| 研究分担者 |
河合 俊雄 京都大学, こころの未来研究センター, 教授 (30234008)
畑中 千紘 京都大学, こころの未来研究センター, 特定講師 (30532246)
梅村 高太郎 京都大学, 教育学研究科, 講師 (10583346)
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| 研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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| キーワード | 夢分析 / 心理療法 |
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| 研究実績の概要 |
従来の夢の研究は、量的にも質的にもその「内容」に焦点が当てられていたが、本研究では、その「構造」に注目することからスタートした。外国人共同研究者でもあるRpesler博士の「夢の構造分析」は手続きがやや複雑であったため、申請者らは夢のなかの「自己関係」、「夢自我」の「他（者）」との関係に焦点を絞ることとした。日本の大学生を対象とした夢と自己意識に関する調査を実施し、上記の夢のなかの「自己関係」に関するチェックリストを作成し、現代の大学生の夢のなかの「自己関係」と自己意識の関連について国内外の学会で発表を行い、それを「夢見手の自己感の様相と夢の構造の関連」として投稿し採択・掲載された。また、外国人共同研究者であるRpesler博士の来日に併せ、日独の心理療法事例のなかで報告された夢の検討を行い、「夢自我」の「他（者）」との関係についてさらに洗練された5つのパターンを析出し、比較文化的な視点から考察を加えた。最終年度には、この研究の総括を行い、その成果は、"Differences in dream content and structure between Japanese and Western dreams"として近く投稿予定である。加えて、上記の現代の大学生の夢のなかの「自己関係」と自己意識の関連についても、比較文化的な研究へと拡張し、海外の大学生に対してまだサンプル数は少ないが、SurveryMonkeyを用いて調査を行った。その成果は、今夏に開催されるInternational Association for Analytical Psychologyの大会では発表する予定である。
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