全国歯学部の障害学生の在籍状況と現状での対応、今後の受け入れ方針等に関する書面調査を行った。対象学生15465名のうち障害を有する学生は97名で、全体の0.1%に満たなかった。過去に障害学生の受け入れ経験のある歯学部は23校、障害学生の受け入れが可能と回答したものが17校、受け入れ態勢がなく困難と回答したものが12校であった。今後の受け入れに関しても、現状の結果と同様の回答結果であった。 また下肢不自由者に対する歯科医療教育用機器を試作し、技能教育について検討した。その結果、有効であったことが確認された。教育を提供する側の認識により多くの障害学生の受入が可能であることが示唆された。
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