研究課題
挑戦的萌芽研究
書の教本である尊円親王の『入木抄』を理論的・実証的に分析した。理論的分析としては、同書では、言語だけで、書の実践が説かれている。そのための工夫を記号学の知見を用いて分析した。また、そこには能書の書を学ぶことが強調されており、能書の判断基準や継承過程も明らかにする。実証的には、なるべく『入木』当時に近い書道具を調査・研究して入手、それらを用いた試作をおこなうことで、理論的分析の裏付けを試みた。
教育学