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2018 年度 実績報告書

地方創生にはたす教育施設・人材の新たな活用に関する日英比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K13198
研究機関東北大学

研究代表者

宮腰 英一  東北大学, 教育学研究科, 教授 (50166138)

研究分担者 吉原 美那子  高崎経済大学, 地域政策学部, 准教授 (00422147)
大桃 敏行  学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (10201386)
青木 栄一  東北大学, 教育学研究科, 准教授 (50370078)
西出 優子  東北大学, 経済学研究科, 教授 (60451506)
若林 直樹  京都大学, 経営管理研究部, 教授 (80242155)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード信州型コミュニティスクール / 義務教育学校 / 学校支援コーディネーター / 山村留学 / NPO / Big Society
研究実績の概要

長野県大町市立美麻義務教育学校と第一中学校を訪問し、信州型コミュニティスクールの組織形態と学校運営協議会を媒介した学校・地域コミュニティの連携協働態勢実態解明を試みた。美麻義務教育学校児童生徒数が百名に満たないが、義務教育九年間を4・3・2で区分し、5ー9年生は教科担任制を実施している。
学校運営協議会は15名以内の委員から構成され、校長、地域住民自治会、公民館、PTA、 NPOなどから選出され、年3回ほど協議会は開催される。学校とPTA更に学校運営協議会を繋ぐうえで学校支援コーディネーターの役割が重要である。①学校の支援要望把握と地域との連絡・調整、②学校支援ボランティアの発掘・組織化、③学校と地域の連携で子どもを育てることについての地域住民への広報・啓発。
学校運営協議会の役割は、校長の学校運営方針の承認、子どもを取り巻く問題、教員の抱える悩みを知ることなど学校運営への意見表明、学校評価などである。こうして地域社会と学校の子どもが参画した地域づくり事業が推進されている。
第一中学校では、学校支援ボランティアが生徒のスポーツ文化活動を組織的に支援している。地域ぐるみで学校と一体化するとともに北アルプスをのぞむ美しい自然景観に恵まれ、国内外から「山村留学生」が多数訪れている。
他方イングランドにおいては地域社会の活性化や学校活動の支援において退職教員や公務員の力やスキルが十二分に発揮できる環境整備を進めるBig Society政策が進行している。スコットランドでは、地域の教育施設と大学との連携・協力により学びのコミュニティ作りによる地域活性化が図られている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 地域クラスターでの知識移転ネットワークの成長とイノベーション能力2018

    • 著者名/発表者名
      若林直樹、高井計吾
    • 雑誌名

      『組織科学』

      巻: 51(4) ページ: 4-14

  • [図書] はじめてのNPO論2018

    • 著者名/発表者名
      西出優子、澤村明、田中敬文、黒田かをり
    • 総ページ数
      236
    • 出版者
      有斐閣
    • ISBN
      1978-4-641-5041-6
  • [図書] 「産業クラスターの進化を促進する社会ネットワーク」、金光淳編著『ソーシャル・キャピタルと経営:企業と社会をつなぐネットワークの研究』、pp.130-1502018

    • 著者名/発表者名
      若林直樹
    • 総ページ数
      150
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2019-12-27  

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