研究課題/領域番号 |
15K13202
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
稲垣 恭子 京都大学, 教育学研究科, 教授 (40159934)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 師弟関係 |
研究実績の概要 |
本年度の実績としては以下の通りである。 (1)昨年度までに、伝統芸能・芸術界(落語、講談、染織、日本画、料理等)、学問界(法学、文学、経済学、教育学)、財界(財閥系、創業者系)のそれぞれにおける師弟関係の資料と事例分析を行った。それらを整理し、さらに不足している資料・データの収集、補充を行った。具体的には各界著名人の自伝類の補充、とくに事例が不足していた財界人についてできる限り収集した。 (2)現代の師弟関係に関する資料・文献の収集を行った。とくに伝統芸能・芸能界、及び学問界における師弟関係の変化を示すような資料(文献、小説、事例等)の収集をできる範囲で行った。 (3)これまでの研究成果の一部を、論文(1)、エッセイ(1)、講演(1)、講演記録(1)の形で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
これまでの成果の整理によって不十分なところを洗い出し、それらについて可能な範囲で資料の補充を行うことによって研究の精度を高めることができた。 しかし、最終年度は研究代表者が役職(部局長)になり、組織再編などに伴う公務に大半の時間をあてることになった。そのため、最終年度に行う予定にしていた現代の師弟関係(メディア私淑)に関する分析と、研究全体のまとめを十分に行うに至らなかった。延長によって、予定を達成することができると判断している。
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今後の研究の推進方策 |
本年度の研究成果を総合的な観点からまとめると同時に、現代の師弟関係について、とくにメディアとの関係を軸に分析・考察をすすめる。それらを合わせて、著書としてまとめる予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
最終年度は研究代表者が役職(部局長)になり、組織再編などに伴う公務に大半の時間をあてることになった。そのため、最終年度に行う予定にしていた現代の師弟関係(メディア私淑)に関する分析と、研究全体のまとめを十分に行うに至らなかった。延長によって、予定を達成することができると判断している。
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