カンボジアを事例国として、保護者の学習支援活動の具体的な行動、資本、子供の学習環境や意欲と学力の関係について解明することを目的とした。 カンボジア国4州において、小学校学校長、教員、保護者及び第3学年の児童を対象とした質問紙調査、インタビュー、及び児童の算数及びクメール語の学力テストにより定量・定性データを収集した。保護者による多くの支援活動が、学力とは正の関係にあり、特に「類似問題をやらせる」「宿題のチェックや答え合わせ」が一番関係が高かった。また児童の視点から「勉強の方法を教える」、「努力を誉める」は学力と正の関係にあるが、反対に「プレッシャーを与える」は負の関係にあることが分かった。
|