研究課題
開発した教員インターンシッププログラムは、全学が協働し、教育系学生と教員志向の理系学生がユニットを組み、科学教育教材および授業を開発し、それを持って日本およびASEANの学校において授業を行うものである。教材・授業開発においては教育系学生と教員志向の理系学生がそれぞれの専門性を生かしながら、高度先進的内容を、授業を行う児童生徒に合わせて開発する課題解決型プロジェクト学習である。さらにグローバル連携によりASEANの教員志望の学生とのチームPBLによりそれぞれの文化背景にあった授業開発・モディフィケーションを行う。この結果、本当の意味での文理融合学習が可能となり、論理的思考をする文系と情緒的思考にも長けた理系という、人間力に富む文理融合人材を生み出すことができるものである。すでにDNA抽出教材を開発しこれを用いた授業をアセットとしてアーカイブした。これを活用して2018年2月にはインドネシア、ベトナム、カンボジアの高等学校において科学授業を行っている。受講したASEANの生徒からは科学に対する興味の芽生えとともに、日本に対する好印象が得られおり、単に学生教育としての面だけではなく、海外での親日的ムードの情勢に子効果があることが示唆された。また、本プログラムを体験した日本人学生は受講前後において授業への概念が大きく変化することが示唆される結果を得ており、教師養成教育としての有効性が示唆された(科学教育研究:2017)。一方、このプログラムに参加したASEAN学生からも、このプログラムを通して日本における科学養育への興味とともに、将来、日本にて学びたいと言う感想が多数得られている(投稿中)。したがって本プログラムは日本およびASEAN双方のせいと及び学生のグローバルマインド情勢に効果的であったことが考えられた。
すべて 2017 その他
すべて 国際共同研究 (5件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件) 学会発表 (1件)
科学教育研究
巻: 41 ページ: 141-149
巻: 41 ページ: 96-106
proceedings of the international conference on science and mathematics education
巻: cosmed2017 ページ: 1017-1025