本研究では、合理的配慮の観点を踏まえた健康相談における支援についての提案を行うことを目的とした。教職員は、子どもの気持ちや保護者の気持ちに寄り添う具体的な合理的配慮の内容を知りたいと考えており、より多くの具体的な内容や事例を蓄積していく必要性が明らかとなった。養護教諭は、児童生徒の精神的な苦痛を回避したり軽減したりできることが健康相談における合理的配慮であると捉えており、困難になりやすい場面や状況について理解し手立ての予測を考えてておくことが重要であると考えていた。また周囲の児童生徒が本人を理解し、適切な関わりができるように支援することも重要であると捉えていた。
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