研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、非侵襲的に生体透過能の優れる磁場の特長を活かした全く新しい一酸化窒素(NO)制御放出技術として、熱分解してNOを放出する化合物と磁性ナノ粒子を均一に複合化・適度な大きさとしたナノ複合体から、外部磁場をトリガーとしてNOを放出させる技術の開発をめざした。NO放出化合物のスクリーニング、溶媒蒸発法を用いたナノ複合体合成、NO制御放出実験、および細胞毒性評価試験を行うことにより、交番磁場の印加時のみにNOを放出する低細胞毒性なNO放出ナノ複合体の合成に成功した。
ナノ磁性体科学